神経痛と筋肉痛の違いは?原因と症状

神経痛と筋肉痛との違い

 

 

さて、神経痛と筋肉痛との違いについて入っていきましょう。ちなみに実際に筋肉痛と間違えやすい神経痛というのがあります。それは「腰椎椎間板ヘルニア」、「坐骨神経痛」です。

 

これらは想像している以上にたくさんの人が発症していて、決して珍しい疾患ではないのですが、軽症の場合だと、坐骨神経痛だとは気がつかずに単なる筋肉痛と勘違いして放置してしまう人も多いのです。

 

坐骨神経痛は、腰椎(腰の骨)、軟骨が変形して神経を圧迫して、痛みや痺れを起こす疾患です。腰椎(腰の骨)を通る神経は下半身を支配している神経で、そのために腰椎椎間板ヘルニアや坐骨神経痛は広範囲に痛みや痺れ、違和感などを発生させる可能性があるのです。

 

症状の度合いも軽症から重症まで幅が広く、軽症であれば単なる筋肉痛と似たような症状が発生します。坐骨神経痛と筋肉痛との違いでわかりやすいのは、筋肉痛は、ここが特に痛いというようなある一点に痛みが集まる事が多いことで、対して、坐骨神経痛では、痛みの場所があまりはっきりせず、神経のライン状に沿って痛むことが多いのです。

 

また、安静時には筋肉痛はあまり起きませんが、坐骨神経痛は、安静時でも痛みを感じる事が多くなっています。そして、何週間も経っているのにとれない痛みというのは、筋肉痛ではまずありません。気になる症状を感じたら、迷わず医師の診察を受けましょう。